3.足と未病との関係
原因のはっきりしない痛みや不調、この「未病」を起こす人と起こさない人との差を追究しないのは空論であり、健康・予防・未病の盲点であり落ち度でもある。
これを解明したのが重力とのバランス医療「過労性構造体医学(Gバランス医療)」である
その根拠
負傷の瞬間を特定できない、思い当たる原因が無いのにもかかわらず、すでに医療機関における画像診断や医師の診断で次のように診断され、その後当院へ転療してきた患者さんの足を調べると、その約95%に外反母趾・浮き指・扁平足など足裏の異常とともに足裏の不安定が共通点になっていた。この15年間、毎年調査をしているが、大差は見られない。
まとめると次のような結果になる。
-
(1) 負傷の瞬間を特定できない各スポーツ障害、および原因のはっきりしない「ひざの変形」「ヘルニア」「分離症」「すべり症」「狭窄症」また最近よく言われている「いつのまにか骨折」を訴えた患者さんの足を調べるとその90%以上(当院調べ) に外反母趾・浮き指・扁平足のいずれかが共通になっていた。
―ロコモと省略
(2) 首こり、肩こり、めまい、頭痛、不眠、胃腸障害、便秘、下痢、冷えなどを伴う「自律神経失調状態」「うつ状態」「パニック症」と診断されている患者さんの足を調べるとその約95%に外反母趾・浮き指またはその両方が合併した「外反浮き指」や扁平足が共通点になっていた。
―ニューロと省略
原因の調査結果、外反母趾や浮き指、扁平足などの悪い足による悪い歩き方が首に異常を起こしその結果として交通事故でいう「ムチウチ症状」と同じ症状を起こしているのだ。
多くの場合、足と首の異常が隠れた原因となる「足頚性自律神経失調状態」であった。重要なこととして「うつ」の場合も同様に、足と首の異常が隠れた原因となる「足頚性うつ状態」であり、一般的に言われている「うつ病」とは区別しなければならない。
(3) 血圧の異常、高血圧、高脂血症、動脈硬化、不整脈、Ⅱ型の糖尿病など、一般的に言われている生活習慣病と診断されている患者さんの足を調べると、その90%以上(当院調べ) に外反母趾・浮き指・扁平足が見られた。
―メタボと省略
これも足と首の異常が関係しているのだ。外反母趾・浮き指・扁平足など悪い足による悪い歩き方が、頸椎一番と頭蓋骨の接続部に異常を起こし、自律神経が誤作動した結果と考える。
これに足裏の異常が原因となる運動不足による肥満と疲労を食べることにより回復させようとする防御反応が加わったのだ。
生活習慣病の多くが、足と首の異常が隠れた原因となって発症している可能性が高い。接骨院を訪れる患者さんの約90%、整形外科を受診する患者さんの約80%fが負傷の瞬間を特定できない痛みや変形、疲労骨折である。同様に自律神経失調状態やうつ状態、さらには生活習慣病の80%は原因を特定できていない。
41年間の施術の中で、初検だけで11万人の「足と健康との関係」を追究して、必然的にこのような症状を合わせ持った患者さんに多く出会った。
すべての患者さんに「足を診せて」と言って、人間の土台・足裏の異常から患部及び全身を判断して治療する、重力とのバランス医療「フットケア整体」の施術法を行っている。
「足を診せて」という医療機関が一件もないのが問題
●原因のはっきりしない関節や筋・腱の損傷(ロコモ)
●原因のはっきりしない自律神経失調状態、うつ状態(ニューロ)
●原因のはっきりしない生活習慣病(メタボ)
このような患者さんや未病状態にある人に対し、「足を診せて」という医療機関が一件もないのが現代医療の盲点であり、落ち度である。
外反母趾・浮き指・扁平足の症例
気付きが必要!医療費の削減には、見落とされていた国民病ヘバーデンを知ること
今や国民病!「手のヘバーデン」「足ヘバーデン」「ひざヘバーデン」を知ること
※60代以上の女性の7人中の1人の割合に見られる(当院調べ)
医療現場ではヘバーデンが見落とされ、治療ができていないため、国民医療費が増大している。
決して「老人病」や「手の使い過ぎ」ではない、『ヘバーデン』という病気や膠原病の一種である。
さらにヘバーデンは「手から始まる」場合と、「足から始まる」場合、そして「手と足、同時に始まる」場合があるのだ!
(1) 手のヘバーデン
手に起こった場合、爪のすぐ下の第1関節にふくらみや変形がある、
初期では分かりにくいが、10~15年くらいで全ての指に変形が起こる。
(2)足ヘバーデン
足のヘバーデンはひどい外反母趾となる。
親指の爪が外方向にねじれて変形する。
進行すると親指の付け根が脱臼する。
(3) ひざヘバーデン
国民病とも言える「ひざヘバーデン」は、一般的な変形性ひざ関節症とは異なるため区別が必要!なぜなら「ひざヘバーデン」による変形性ひざ関節症は、固定やサポートを施さないと治せないのだ。
こんな症状は注意が必要!
・長い期間にわたって正座ができない
・水がたまる、抜いても治らない
・人工関節を勧められた
・夜間痛がある
・外出した後に決まってひざが痛くなる
手や足にヘバーデンがあったら、ひざヘバーデンにも注意が必要。
特に本サイトで取り上げている「ロコモ」と言われている人達の中には、この「ひざヘバーデン」が隠れている。
外反母趾・浮き指・扁平足にヘバーデンが加わると、足・ひざ・腰・首の変形が進み重症化する。
中高年に起こる腰ヘバーデン
ヘルニア、分離症、すべり症、狭窄症の多くでヘバーデンが隠れた原因になっている。
首ヘバーデン
中高年に起こる首ヘバーデンは、中高年・高齢者の「うつ状態」を引き起こす。
国民病、全身に起こるヘバーデンが見落とされ、ロコモ、ニューロ、メタボの隠れた原因になっている。
見落とされ、適切な治療がなされないで、対処療法・気休め、いやし的行為のみに頼った結果、進行させ悪化してしまう。これが無駄な医療費を増大させている。
ヘバーデンは早期の判断と早期の治療で改善できる。
未病を治し、健康寿命を延伸、さらには医療費削減のためにもこの事実を早く知るべきだ。
ヘバーデンは進行し、悪化してしまう病気です!
動画
新着情報
- 2015.3.9
- ブログ更新しました
- 2015.3.1
- 免震インソールに新色ピンクを追加しました
- 2015.2.11
- 新色情報を追加しました
未病を治す!フットケアグッズ
-
「靴下の役割が変わった!」自分の体を自分で治すには、最初に足裏のバランスを整えることが必要不可欠です。3本指構造と、甲部分に編み込まれた2本のテーピング機能で、これからロコモ・ニューロ・メタボ対策を始める方にはピッタリ!スタンダードなくるぶし丈。
-
本来のインソールに備えるべき「免震機能」を追求し、人間本来の「かかとの柔らかさ」に近付けた、人工筋肉素材「ソルボ」の心地良いクッション性!
かかとからの過剰な衝撃とねじれを吸収無害化することで、足・ひざ・腰・首を守り、ロコモ・ニューロ・メタボを足裏から予防します。 -
とくに足指の変形がひどい「外反母趾後期」の症状におすすめ!自宅用の「つつ型Wサポーター」は、足指の変形が進んでしまった場合でも、外反母趾・内反小趾を同時にケアできて自宅用にピッタリ!自宅では3本指テーピング靴下との併用がおすすめ!
-
外反母趾による変形が進行しており、徐々に痛みがでてきた「外反母趾中期」の方におすすめ!指間パッド付きのWサポーターは、外反母趾・内反小趾を同時にサポートしてくれ、自宅ケアにピッタリ!子どもの外反母趾・内反小趾サポートにも最適。自宅では3本指テーピング靴下との併用がおすすめ!
-
左右のニーロックベルトV字ベルトでひざを強力にロックする抜群の固定力。過剰な衝撃とねじれを吸収して、ひざを守ります。 脱着が簡単なオープンタイプ。かみ合わせの悪いひざに繰り返される過剰な「衝撃とねじれ」を強力にロックしてサポート! 両サイドの押圧ボーンの添え木の効果でひざのねじれを止めてひざが安定。
-
ずれた股関節と骨盤のバランスをしっかりとサポート。股関節と腰のお悩みにおすすめ! 両手を入れる『らくらくポケット付き』だから、指先に力のない方でも簡単、強力にサポート!更に、滑り止め機能付き。
-
エア式の首サポーターで、重い頭を支えて首への負担を軽減し、首を守ります。原因のはっきりしない「首こり・肩こり」「頭痛・不眠」または「自律神経失調状態」「うつ状態」、そして「生活習慣病」の改善には。何より足と首を守り。ニューロ・メタボを予防すること!
- その他のグッズはこちら
書籍の紹介
-
ロコモと診断され、あらゆる治療法を受けてきたけれど、ひざの痛みが治らないという方が、唯一行っていないのが「ひざサラシ固定療法」。この根本療法を是非、試してみるべきです。
-
肩こり・腰痛は足の『浮き指』が原因だった!98%は足裏から治る(浮き指測定器付き)「浮き指」は外反母趾よりも危険!気づかないうちに浮き指から全身が痛んでいた。自分でできる治療法と正しい歩き方で、ロコモ・ニューロ・メタボを根本改善しよう!
-
「悪い足による悪い歩き方」で、日常生活を送っているだけなのに、「ムチウチの後遺症状」に悩まされている方におすすめ!肩こり・首こり、頭痛、めまいなどの自律神経失調状態や、足頚性うつ状態には特に、首を支えるサポーターが必要不可欠なのです。大ヒット56万部を突破したベストセラー!
-
外反母趾・浮き指研究の第一人者、笠原先生の代表的な著書。成人女性の約80%、男性や小中高生の約60%に起こる足裏の異常と、全身に引き起こされる体の痛みや不調との関係を分かりやすく説明した一冊。
- その他の書籍はこちら