ロコモとは?
ロコモティブシンドローム(Locomotive syndrome)運動器症候群の略称。
運動器症候群とは、足、ひざ、腰、首など運動器の痛みや変形、疲労骨折、新鮮な骨折。
それに脳卒中と、それに伴う運動機能の低下により、立つ、歩く、走る、座る、階段の昇り降りなど日常生活に必要な行動・移動機能が低下した状態である。
ロコモの定義として「運動器障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になること、としている
寝たきりや要介護になる原因として男性は脳卒中が多く、女性は転倒などによる大腿骨骨頭部の骨折などによる関節疾患が多いと報告されている。
もう一つの原因。もう一つ見逃してはならないのが、外反母趾・浮き指・扁平足など足裏の不安定が隠れた原因になっている関節の痛みや変形、疲労骨折なのだ。
これにより運動機能が低下し次第に要介護状態になっているという事実だ。
これは負傷の瞬間を自覚することが無く、長い時間をかけて進行していくので「足とロコモ」との関係が見逃されてしまうのだ。
この外反母趾・浮き指・扁平足など足裏の不安定が隠れた原因となって起こる運動機能の低下は、ある日いきなり発生するわけではなく、何となく調子が悪い(=未病)状態 から徐々に進行する。
つまり痛くなったり良くなったりを繰り返しているのだ。時間経過と共に症状が進行し要介護になってしまう。
この「足から未病とロコモ」、そして要介護に移行してしまう割合が私の調査では60%以上ある。
この事実が見落とされているのだ。
未病やロコモ、そして要介護されない生き方、その秘訣は「人間の土台」足裏のバランスを整えておくことなのだ
健康産業育成や未病産業研究会においても「足から未病とロコモ」を追究したり追試していただきたいのだ。
この「足から未病とロコモとの関係」が分かると、飛躍的に「健康寿命」を延ばすことができる。
この考えや理論はまだ少数派なので、なかなか世間や国に伝わりづらいという現状があるのだ。
人間は重力とのバランスを効率的に保つことを最優先にしている。その重力とのバランスを一番多くコントロールしている所が、人間の土台となる足なのだ。
足が踏ん張っていて、足裏から全身のバランスが保たれている人には、美や健康が生まれ運動能力や知能の発達と共に健康寿命が延び、進化が促されている。
逆に外反母趾・浮き指・扁平足などで足裏が不安定になり全身のバランスが崩れた人には未病、ロコモ、ニューロ、メタボが発生し、運動機能の低下と共に要介護や退化が促されているのだ。
これが未病と重力との関係を表す究極の表現であると思う。
さらにもう一つの表現として、
美を追究していくと健康にたどりつく。
健康を徹底的に追究していくと足にたどり着く。
更に足を追究していくと、重力とのバランスにたどりつく。
今、成人女性の約80%、男性や小中学生の約60%に「外反母趾」「浮き指」「扁平足」が見られる。
これに比例して若い人であっても慢性痛や自律神経失調状態、生活習慣病、つまり未病状態にある人が激増しているのだ。
未病やロコモの原因について
- ・足は「足だけ」、体は「体だけ」と別々に診ているのでは未病のうちに治すことが出来ず、結果として医療費削減にはつながらない。
- ・「足と体は一体」、重力を一番多くコントロールしている「足と未病とロコモとの関係」を国や社会へ早く知らせなければならない。そのために『体の土台“足裏”から、重力とのバランスで整える』という重力とのバランス医療「過労性構造体医学(Gバランス医療)」の理論が必要不可欠なのだ。
「外反母趾」や「浮き指」「扁平足」が隠れた原因となる症状のほとんどが初期においては痛くなったり良くなったりと、健康と病気の間、つまり半健康、半病人と言われる未病状態にある。
本格的な痛みや変形、疲労骨折などにより運動器障害へと進行してしまう前に治す。つまり未病のうちに治すという考えが重力とのバランス医療であり、その手段として「足裏から全身を、重力とのバランスで整える」フットケア整体を行っている。
これは未病の基本的な考え方なのである。
「病院に行けば医師が何でも治してくれる」「隠れた本当の原因を教えてくれる」「足と未病とロコモと要介護の流れを知っている」と思うのは患者さんの妄想に過ぎないのだ。
医師が万能ではない以上、医師に任せる症状と、任せない症状を見極めることが必要だ。
ロコモは「外反母趾」や「浮き指」「扁平足」が隠れた原因となる
未病は医師や病院にただ任せるだけでなく、自分の体は自分で治す。自分の健康は「自分で守る」「自己責任」「自己管理」という健康意識、その意識改革が必要なのだ。
日本の医療費は年々増加する一方、国家財政を圧迫し、現行の国民皆保険、社会保障制度の限界と崩壊に直面し、国の根幹も危うくなってきた。
時代は変わったのだ。何より新たな重力とのバランス医療を学ぶべきだ。
「足と健康との関係検定」通称「足健検定」の教室で学べば、新しい知識が身に付き、足と共にひざや腰、首の痛みや不調も改善し、自分の力で元気に歩くことができ、結果的に健康寿命を延ばすことにつながるのだ。
40代、50代の方々には、未病からロコモ、要介護に至るという話をしても「まだまだ先の事」「自分なら大丈夫だ」と思っている人が多い。しかし外反母趾や浮き指、扁平足があると若くても、原因のはっきりしない、足、ひざ、腰、首の痛みや不調が起こる。これがすでに未病状態なのだ。
特に男性に多い浮き指は負傷の瞬間を特定出来ないスポーツ障害やヘルニア、分離症、すべり症の隠れた原因になっている。
骨や筋量のピークは20~30代なのだ。40代からは年間0.5~1.0%ずつ減少していくと言われている。
よってロコモ対策は40代から考える必要がある。
特に注目すべき点として、外反母趾や浮き指、扁平足とともに、足に起こったヘバーデン(ひどい外反母趾の事)通称「足ヘバーデン」や、ひざに起こったヘバーデン(ひどい変形、O脚、水が溜まる)通称「ひざヘバーデン」があると30~40代でも痛みと変形とともに著しく筋力が衰え、運動機能の低下が見られる。
これは新しい発見なので簡単に説明しよう。通常「ヘバーデン結節」と呼ばれ、手の末節関節(爪のすぐ下の関節)、第1関節と呼ばれる関節の骨が太くなり、ひどくなると曲がってしまう症状のことだ。
かなり多い60代では運動器系の痛みが主体となり、5人に1人の割合で医療機関にて治療を受けている。実はこのヘバーデン体質の人は、手術や人工関節になりやすく、それに比例して要介護のリスクが著しく高くなっているのだ。
これは女性に多く、40代から年齢が高くなるのに比例して症状が進行する。
これは全く別の疾患であるが、この事実がまだ知られていない為、通常の外反母趾や通常の変形性ひざ関節症と混同されているという現状なのだ。
この混同により、なかなか良くならない、何年も治療したのにだんだん悪化して、正座ができない、曲がらないなどの重症化させてしまっているのだ。
首ヘバーデン
中高年に起こる首ヘバーデンは、中高年・高齢者の「うつ状態」を引き起こす。
ひざヘバーデン
こんな症状は注意が必要!
・長い期間にわたって正座ができない
・水がたまる、抜いても治らない
・人工関節を勧められた
・夜間痛がある
・外出した後に決まってひざが痛くなる
国民病とも言える「ひざヘバーデン」は、一般的な変形性ひざ関節症とは異なるため区別が必要!なぜなら「ひざヘバーデン」による変形性ひざ関節症は、固定やサポートを施さないと治せないのだ。
中高年に起こる腰ヘバーデン
ヘルニア、分離症、すべり症、狭窄症の多くでヘバーデンが隠れた原因になっている。
健康寿命を延ばすことが、介護されずに、健康的な生活を送ることにつながる!
そのためには「未病」を治すことが必要不可欠なのだ。
ウォーキングや軽いジョギング、ハイキングを楽しむ人が増えている。一日一万歩を目標にしている人も多いと。しかし歩くことによって健康になる人がいる反面、かえって新たな痛みや不調が現れ、未病からロコモへと進行してしまう人も多い。
歩くことによって健康になる人とかえって悪化する者にと分かれる。この差を追究し、理解することが最初に必要なのだ。
この差は外反母趾・浮き指・扁平足などで、重心がかかとに片寄り、そのかかとへの片寄りは左右差を伴って足裏が不安定になる。この足裏の不安定を補うため、ひざや腰、首にズレ(歪み)が起こる。このズレ(歪み)の大きい所にかかと重心による、かかとからの過剰な衝撃波とねじれ波という介達外力が伝わる。これを歩くことによって反復させた結果、かえって悪化させる。という力学的メカニズムが隠れているのだ。
ただ歩けば良いという指導は誤りなのだ。
正しい歩行は意識だけではできないのである。歩く前にテーピングや専用の3本指タイプのテーピング靴下で足裏のバランスを整えておくことだ。
足裏のバランスを整えていると、自然と正しい歩行が促される。
そして靴の中にはかかとからの介達外力を吸収無害化する人工筋肉素材の免震インソールが必要なのだ。
正しい歩行をしたいなら、今まで言われてきた「かかとから着地する」「ひざを伸ばしきって大股で歩く」を今すぐにやめるべきだ。これは誤った歩き方なのだ。
正しくはかかと50%、小指側25%、親指側25%になるよう、足裏全体で受け身 のごとく、あおり歩行することである。
正しい歩行は文字では上手く表現できない。それはいくら口で伝えても人間の脳はすぐに忘れてしまうようになっているからだ。
そこで「正しい歩き方教室」、足裏のバランスを整えると自然と正しい歩行が促される教室やスクールを行っている。この新しい考えで誤った先入観や常識を覆すことで健康寿命を延ばすことになるのだ。
「人間は足から老化」という言葉が古くから言われてきた。その足から老化するとはどういうことなのか?
一般的に行われているロコモの指標テストでも、「今の筋肉・関節の痛みや運動機能」には目を向けているが、
「なぜそうなってしまったのか?予防するには日常で何をすべきなのか?」が議論されていないのが問題である。
筋肉量の減少を言う前に、もっと重要な事実がある。
その答えは、外反母趾・浮き指・扁平足で重心がかかとに片寄り、左右差を伴って足裏が不安定になることなのだ。
足裏が不安定になると姿勢が前かがみになり、動作が鈍くなり、歩く速度が遅くなる。
ちょっとした動きができなくなり、自分の思い通りに体がついていかなくなり、平らな所でもつまずきやすくなったり、よろけやすくなる。
また足裏の不安定は体にズレや歪みを起こし、そこから痛みや変形、疲労骨折を起こし、未病から痛みや不調が発生し、運動能力の低下を招き筋肉量が減少する。これが第1原因であり「足から老化」といわれる所以なのだ。
第2原因として加齢による筋肉量の減少がある。外反母趾や浮き指、扁平足がある人はそのまま放っておくと筋肉が減少し、ロコモ「運動器系障害」から要介護となり、寝たきりや健康寿命が短くなるというリスクが高くなるのだ。
これは介護の現場で足を良く観察すれば分かることだ。
問題の解決策は、 未病のうちに治すことにあり、テーピングや専用の3本指テーピング靴下で足裏バランスを整え、靴の中には人工筋肉素材の免震インソールを入れ、正しい歩行を促すことにある。
正しい歩行をすることによって減少した筋肉を再び増すことができる。一度落ちてしまった筋肉でも足裏のバランスを整え、正しい歩行をすれば何歳になっても筋肉の生まれ変わり、再生を促すことになる。
足裏の筋肉(足底筋群)が発達すると、身体のバランスを保つ
- (1)安定機能(足裏のバランスを整えて、自然と姿勢を保つ)
- (2)免震機能(かかとからの過剰な衝撃波とねじれ波を吸収無害化する)
- (3)運動機能(歩く、走る、座るなど日常の基本動作レベル維持)
が正常に近づき、60,70,80歳になっても背筋がピンと伸び、姿勢も良くなって若く見られるようになる。
これらが正常に近づけば、60,70,80歳になっても背筋がピンと伸び、姿勢も良くなって若々しく見られるようになる。
「足健検定」は、一般の方から健康・美容・スポーツ関係者やエステ・リフレクソロジー・各種手技療法や柔整師・鍼灸師・整体師などのプロ、そして引退後のアスリートやダンス・ヨガ指導者など、あらゆる方を対象に「足と健康との関係」を、”健康に関する教養講座”として学ぶ、世界で唯一の検定です。
※注意:当ページは現代医療を批判したり、治療を妨げたり、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。知り得た真実を正確にお伝えしているだけです。
動画
新着情報
- 2015.3.9
- ブログ更新しました
- 2015.3.1
- 免震インソールに新色ピンクを追加しました
- 2015.2.11
- 新色情報を追加しました
未病とロコモ
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